吉野川

私の目には、ちょうど、あの四国の山野を流れている吉野川が映ってきます。「四国三郎」とよばれている川です。山あいでは小さな谷川であったものが、やがて下流に流れていくに従って、広い川幅を持つ、ゆったりとした川になっていきます。私の幼い日の思い出が埋まっている川、その周りで遊んでいた幼いころの私の姿が浮かんでくる川です。銀色に光る川の姿が目に映ってきます。努力を続けていくうちに、この川の流れのように、やがて、人生は幅も広く、深く、ゆったりと流れていくように思えるのです。これは人生の成功にとって不可欠なことではないかと思います。

「若き日の エル・カンターレ」より

聖地 四国正心館巡礼の道

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